「そろそろ外壁塗装を…」と考えるとき、やっぱり気になるのが施工トラブル。
外壁塗装は、見た目の美しさだけでなく、建物を風雨や紫外線から守る大切なメンテナンスです。
だからこそ、失敗や後悔は避けたいですよね。
特にここ仙台市では、寒暖差・積雪・海風・梅雨の湿気など、建物にとって厳しい環境が揃っており、
外壁塗装の品質や対応力がとても重要になります。
しかし、実際には…
工事内容と見積の食い違い
手抜き施工や仕上がりの粗さ
追加費用の発生
工期が大幅に延びる
アフターサービスがない・連絡がつかない
といったトラブルが後を絶たないのも事実です。
こうした問題が起こると、せっかくの工事が「やって良かった」どころか、「やらなきゃよかった…」という後悔につながってしまいます。
そこで今回は、仙台市で実際によくある外壁塗装の施工トラブルと、その具体的な対処法・予防策についてわかりやすく解説します。
安心して塗装工事を任せられるように、ぜひ最後までチェックしてみてください。
1. 施工後の塗膜剥がれやひび割れ
―「せっかく塗ったのに…」という後悔を防ぐために
外壁塗装のトラブルで最も多いのが、塗膜の剥がれやひび割れです。
特に、「塗装してまだ数ヶ月なのに、すでに浮いてきた」「ひびが走っている」といった声は、少なくありません。
このような症状は、施工の質に大きく関わる重要なサイン。
適切な作業が行われていなかった可能性があります。
■ なぜ塗膜が剥がれるのか?
塗膜剥がれの主な原因は、以下のような施工状況が原因です。
・下地処理が不十分
塗装前に古い塗膜・汚れ・カビ・ホコリなどをきちんと除去していないと、
塗料がしっかり密着せず、短期間でペリペリと剥がれてしまうことがあります。
・ 湿度や気温の条件が悪かった
塗装作業は湿度が高すぎたり、気温が低すぎたりすると乾燥不良を起こし、
結果的に塗膜がもろく、割れやすくなります。
・使用する塗料の質が悪い
極端に安価な塗料や、外壁材に合わない種類の塗料を使った場合は、
塗膜の寿命が極端に短くなり、1〜2年で劣化が進むこともあります。
■ どうすれば防げる?【対処・予防法】
このトラブルを未然に防ぐためには、以下の点がとても重要です。
✅ 丁寧な下地処理がされているかを事前に確認する
高圧洗浄・ケレン作業(古い塗膜の除去)など、
工程に「ひと手間」がかかっているかが品質を左右します。
✅ 適切な塗料選びができているか業者に確認
見積に使う塗料の種類・性能・耐用年数が明記されているか確認しましょう。
「なぜこの塗料なのか?」を説明してくれる業者は信頼度も高いです。
✅ 塗装日は気象条件も含めて判断する
施工当日の湿度や気温は、プロでも慎重に見極めるポイントです。
「今日はやめた方がいい」と判断できる業者かどうかも、見極めの材料になります。
塗膜剥がれは、「やり直し=追加費用」に直結する、避けたいトラブルの代表格です。
目に見えない部分(=下地処理)にどれだけ手間をかけているかが、結果を大きく左右します。
だからこそ、最初の業者選びと、事前の確認が何より重要です。
丁寧な施工をしてくれる会社を選ぶことで、長持ちする、後悔のない塗装工事につながります。
2. 塗料の色ムラや仕上がりの不均一
―「なんか違う…」と思ってしまう外壁、実は重大なサインかも?
外壁塗装が終わって足場が外れたとき、
「え…なんだかまだらになってない?」
「色の境目がはっきりしてて不自然…」
そんな見た目の違和感を覚えたことはありませんか?
塗装後に現れる色ムラや仕上がりの不均一は、
単に美観を損ねるだけでなく、外壁の耐久性にも影響を与えることがあるため注意が必要です。
■ なぜ色ムラが起こるのか?
色ムラの原因には、次のような施工上の問題が考えられます。
・塗り方が不均一だった
ローラーや刷毛の使い方が不適切で、一部が厚く、一部が薄く塗られてしまうと、
光の加減によって色が違って見えたり、数年で劣化スピードに差が出ることも。
・ 色の切り替えがうまくいっていない
アクセントカラーやツートンカラーを使う場合、
マスキングや境界の調整が不十分だと、色のつなぎ目が目立ちやすくなります。
・乾燥時間が短かった
一度塗り終えたあと、乾燥時間をしっかり取らずに次の工程に入ってしまうと、
仕上がりがにじんだり、ムラができやすくなります。
■ 色ムラを防ぐには?【対処・予防法】
仕上がりの美しさを左右するこのトラブル。以下の対策が効果的です:
✅ 適切な塗布量と技術を持つ業者を選ぶ
塗料の厚みを均一に保つには、職人の経験と技術が必要です。
現場の施工写真や口コミを参考にして判断しましょう。
✅ 乾燥時間をしっかり確保してくれるか確認
業者選びの際に「1日で終わります」など極端に早い工期を提示された場合は要注意。
下塗り・中塗り・上塗りの間にどれだけ乾燥時間を取っているかを聞いてみるのが安心です。
✅ 完工後の確認と修正依頼を遠慮せずに
「ここだけ色が違う気がする」など、気になる点は引き渡し前に伝えることが大切。
誠実な業者なら、追加費用なしで補修してくれることがほとんどです。
塗装工事は、仕上がってから何年も見続けるもの。
たった一箇所の色ムラでも、毎日目に入るたびに「失敗だったかな…」と感じてしまうことにもつながります。
だからこそ、信頼できるプロに任せることが、後悔のない外壁塗装への第一歩です。
3. 施工後のシーリングの劣化
―見落としがちだけど…“家のスキマ”は要注意!
外壁塗装のタイミングで、目地や窓まわりなどのスキマを埋める“シーリング(コーキング)工事”が行われることが多くあります。
このシーリング材は、雨水や外気の侵入を防ぐ「防水・気密の最終防衛ライン」ともいえる、とても大切な部分です。
しかし、塗装がきれいに仕上がっていても、このシーリングが数年でひび割れたり剥がれたりしてしまうというトラブルも少なくありません。
■ なぜシーリングが早く劣化してしまうのか?
見た目には分かりにくいこのトラブル、主な原因は以下の通りです。
・安価なシーリング材が使われた
コストを抑えるために耐久性の低い材料が使われてしまうと、
2~3年で硬化・ヒビ割れが起こることも。
一般的な高耐久タイプなら10年ほど持つものもあります。
・施工不良(量不足・密着不良など)
シーリングは「ただ埋めればいい」というものではありません。
目地の奥までしっかり充填し、下地処理(プライマー塗布)も丁寧に行う必要があります。
手間を省いた施工だと、すぐに剥がれてしまうことも。
・ 気温や湿度など施工条件の問題
気温が極端に高すぎたり、施工時に湿気が多かったりすると、
硬化不良や気泡の混入が起き、早期劣化の原因になります。
■ どうすれば防げる?【対処・予防法】
シーリングの劣化は、雨漏りや外壁内部の腐食につながる重要な問題。以下の点に注意して対策しましょう:
✅ 高耐久のシーリング材を選ぶ
「10年耐久」「高耐候」など、長期使用に適した材料かどうかを確認。
見積に「オートンイクシード」「サンライズNB50」など具体名が書かれていると安心です。
✅ 仕上がりを確認し、気になる部分は遠慮なく相談する
施工後にシーリングのひび・肉やせ・隙間が見える場合は、施工ミスの可能性あり。
気になる箇所は、引き渡し前にしっかりチェックしましょう。
✅ 10年を目安に打ち替え・メンテナンスを検討
どんなに良い材料でも永久には持ちません。
塗装と同時に定期的なメンテナンスを計画しておくと安心です。
■補足:特に注意が必要なのは「窓まわり」と「ALC外壁」
窓枠のまわりやALC(軽量気泡コンクリート)パネルの継ぎ目など、水が侵入しやすい構造の場所ほど、シーリングの役割は重要です。
これらの箇所のシーリングが劣化すると、見えない場所でじわじわ雨水が侵入→内部腐食という深刻な事態に発展することも…。
見落としがちなシーリングですが、外壁の防水性を支える非常に大事な部分です。
だからこそ、材料選び・施工方法・確認作業の3つをしっかり意識しておくことが、長く快適に暮らすためのカギになります。
4. 不適切な業者による手抜き施工
―安さの裏に落とし穴? “安かろう悪かろう”に注意!
外壁塗装の業者選びで、「他よりずっと安かったから」という理由だけで契約してしまうと、
施工不良やトラブルにつながるリスクが高まります。
実際、仙台市内でも「価格は安かったけど、仕上がりに満足できなかった…」という声が後を絶ちません。
■ こんな手抜き施工、実は多いんです
悪質な業者や経験の浅い施工会社では、以下のような“手抜き”が行われるケースがあります:
・下地処理をほとんど行わない
「高圧洗浄が1時間で終わった」「旧塗膜のケレン作業がなかった」など、
塗装の土台が不十分なまま塗られてしまうと、数年で塗膜が剥がれる可能性が高くなります。
・使用する塗料の質が低い or 表記と違うものを使用
見積書には高性能塗料と書かれていたのに、実際には安価な汎用品を使われていたという事例も。
知識のない顧客には気づかれにくい部分を悪用するケースも見られます。
・施工工程を省略して工期を短縮
本来は「下塗り → 中塗り → 上塗り」と3工程が必要なところを、
2回塗りで済ませてしまうなど、明らかな手抜きがされることも。
・保証がない、もしくは有名無実
「保証あります!」と口頭では言っていたのに、書面に記載がなかった、
「塗装後に不具合が出ても連絡がつかない」といったトラブルも報告されています。
■ 後悔しないための業者選び【対処・予防法】
手抜き施工を防ぐ最大のポイントは、業者選びの目を養うことです:
✅ 施工実績が豊富な業者を選ぶ
地元仙台での施工実績や、お客様の声(レビュー)を確認しましょう。
「どんな家に、どんな塗装をしたか」が見える業者は信頼度が高いです。
✅ 複数社から見積もりを取る
相場より極端に安い業者は要注意。なぜ安いのか、どこを削っているのかを聞いてみるのも◎。
✅ 契約書・保証書をしっかり確認する
「口約束」ではなく、書面で保証内容・使用塗料・施工工程などが明記されているかをチェックしましょう。
✅ 地元密着型の業者に相談する
地域事情に詳しく、トラブル時にもすぐに駆けつけてくれる距離感の安心感があります。
まとめ:安心・納得の外壁塗装を仙台で実現するために
仙台市で外壁塗装を依頼する際に注意すべき施工トラブルには、
塗膜の剥がれやひび割れ
色ムラや仕上がりの不均一
シーリング(コーキング)の早期劣化
不適切な業者による手抜き施工
といった、見た目にも耐久性にも大きく関わる問題があります。
これらを防ぐために最も大切なのは、やはり信頼できる業者選びです。
適切な施工手順、高品質な材料、そして誠実な対応をしてくれるかどうか――
施工前の“見極め”が、数年後の安心に大きくつながります。
また、万が一トラブルが起きた場合でも、早めに業者に相談して対応してもらうことが重要です。
信頼できる業者であれば、誠実にフォローしてくれるはずです。
外壁塗装は、見た目を整えるだけではありません。
大切なお住まいを10年、20年と長持ちさせるためのメンテナンス工事です。
だからこそ、「安さ」だけでなく「安心」と「品質」で業者を選びましょう。
仙台市で外壁塗装をお考えの方は、地域に根ざした実績と信頼のある業者に、ぜひ一度ご相談を。
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その第一歩は、“正しい情報と良い選択”から始まります。
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建築塗装作業主任者として、これまで多くの現場で塗装作業を見守り、スムーズに進むようサポートしています。これまでの現場で学んだ知識をもとに、塗装のちょっとしたコツや知っておくと役立つ情報を、わかりやすくお届けしています。塗装に関する不安や疑問を少しでも解消できるよう、現場目線のアドバイスを心がけています。